8/3がハチミツの日なら8/7はバナナの日ですよね。
そんな訳で融合させた結果とても変態チックな作品になりました。化学って不思議(化学ちゃう)
*注意!*
・R18指定、18歳未満はご遠慮ください
・やることやってるだけのストーリー皆無
・まさかの信長×久秀
以上了解した上で「読んでやるぜ」という方のみ続きからどうぞ~。
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部屋中に漂う甘い香りに、ほんの一瞬、気を取られる。
「――っ!」
逃がすまいと首筋に歯を立てられ、痛みで我に返った。
傷口から滲んだ血を舐め、正面から圧し掛かっていた男が笑う。
「最中に上の空など無粋といったのは貴様ぞ、久秀」
「・・・獣に粋も無粋もわかるまい?」
渾身の皮肉を受け流し、信長は手元の小瓶を引き寄せる。
南蛮渡来の品だというそれに入っていた黄金色の液体が、迷うことなく久秀の体に掛けられた。
とろり、と絡みつく液体の感触に、思わず眉を顰める。
それを追う様に、あるいは塗り広げる様に信長の指が体を伝う。
先程から漂い続ける香りの正体を理解し、小さくため息をついた。
「・・・蜂蜜かね」
「今朝方犬千代が届けに来た」
「全く、房事に使うものではないだろうっ――!?」
苦言を呈する唇から危うく悲鳴が漏れそうになるのを、何とか押さえ込む。
そのまま、全身に塗られた蜂蜜を舐め取るように、信長の舌が体を這う。
が、時折際どい所を掠めることはあっても、決して決定打を与えることはしない。
それでも確かに与えられる快楽に抗うように、目の前の男を睨み付ける。
待っているのだ。こちらが折れることを。
断続的に襲い掛かる快感を凌ぎ、上がりそうになる声を噛み殺す。
まだだ。まだ、耐えられる。
頑として折れない久秀に焦れたのか、信長が顔を上げた。
逃がさぬように左手で腰を抱きこみ、右手で久秀の頬を撫でてそのまま髷を解く。
はらり、と零れ落ちた髪に口付け、耳元で名前を呼んだ。
「久秀」
甘さと熱さを孕んだその声を聞いた途端、落雷のような衝撃が腰に来た。
ただ名を呼ばれただけだというのに、この感覚は何だ。
命令でも強制でもないのに、抵抗する意志を根こそぎ奪われる。
先程までしつこく触れていた指も離れ、行き場のない熱だけが体内を巡り続ける。
実に愉しそうに、こちらを見つめる信長の目が雄弁に物語る。
―決めるのは貴様自身だ、と。
「・・・っ」
「久秀、」
「好きに・・・すればいいだろうっ・・・」
搾り出すように叫ばれたその答えに満足したように、信長は再び獲物を組み敷いた。
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信長×久秀、蜂蜜プレイの巻。
はい、これが始めてのEROです。いきなりこれって・・・。
しかも本番前です。もし期待してた方はすみません。
何か本来ドS対ドSであるはずなのに(キャラ的に)、久秀が弱くなったミラクル。
蜂蜜プレイで羞恥プレイ(もどき)という特殊にも程があるのが一番最初ですが、
次こそはまともに本番まで持って行きたいと企んでいたり(なんつー目標だ)
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